きっと 永遠じゃないから

ジャニヲタ、それだけ。

2015.11.07 Japanese ツアー2日目

そこは深海だと思った。
客電が落ちた瞬間、光の海。
揺れる45000の期待と畏れとがドームに満ちていた。

入りのプロモーションと問いかけのあと、彼はそこに現れた。

初めて、生まれて初めて、電気信号に変えられていない自担を見た。網膜が震えるような、頭が痺れるような、そんな感覚。あぁ、二宮和也くんは本当に人間だったんだ。彼は私と同じように息をして、声帯を震わせて声を出すんだ。映像で見るより細くて小さくて、でも男の人な体のラインを見てそう思った。

視界が滲む。やっぱりここは海の底だと思った。やっと亀を捕まえて、降りてこられた竜宮城。ペンライトの光は輝く泡や、さざ波、美しい星空のようで。やっとそのひとつになれたことが、涙が出るほど嬉しかった。

その中心で輝く彼らは、まさに水を得た魚。美しくて、力強くて、なによりプロのアイドルだった。

ずーーーっとお客さんに手を降ったりピースしたり。休むことなく笑顔を振り撒き何度もファンサを繰り返す。彼の優しさを見たような気がした。

夢だったA・RA・SHIを歌うことが、こんなに早く叶ってよかったのか。DVDで何度も見た光景が目の前に広がった。

好きだと思った。それ以外の何者でもないと思った。恋や愛のような見返りを求めるようなものではない、ただ単純に。きっと彼は私を肯定もしないし否定もしないだろう。笑ってありがとう、でもそれがいいと思った。

海底の美しすぎる世界は、儚く鮮烈だ。その輝きに誰もが釘付けになる。彼が望む限り、私は彼をその中心に立たせたいし、そこで輝く姿を見ていたい。弱くても二宮和也を照らす光のひとつになりたいと思った。

終わってしまうのが怖かった。でも二宮和也くんに会えた、この2015.11.7が全ての始まりだ。

忙しくても体調を崩しませんように。毎日笑って過ごせますように。重すぎる"大好き"を二宮和也くんへ。(重すぎて床が抜けそうとか言わないで)